【11月17日 AFP】ロシア連邦統計局(Rosstat)が16日に発表した今年第3四半期(7~9月)の国内総生産(GDP)成長率(推定値)は、前年同期比マイナス4%だった。2四半期連続のマイナス成長となり、ロシアは景気後退に入った。

 GDP成長率は第2四半期にもマイナス4%を記録していた。第3四半期の経済縮小幅は、アナリストが予想していたマイナス4.5%を下回った。

 景気後退は一般的に、2四半期連続のマイナス成長で定義される。ロシアで最後に景気後退が起きたのは、新型コロナウイルスが世界的に流行していた2020年末~21年初めだった。

 今年第1四半期のGDP成長率は3.5%のプラス成長だったが、2月のウクライナ侵攻開始を受け、西側諸国から相次いで経済制裁を科された。ロシア経済は以降、輸出入の制限や、労働力不足、予備部品の供給問題などにより大きな打撃を受けている。(c)AFP