【11月16日 Xinhua News】中国遼寧省(Liaoning)瀋陽市(Shenyang)でこのほど、独BMWの新型車載電池プロジェクトの契約締結が行われた。中国の自動車メーカー華晨汽車集団とドイツBMWグループの合弁会社、華晨宝馬汽車(華晨BMW)が約100億元(1元=約20円)を投じて建設する。同社にとっては、総投資額150億元の大規模生産拠点「里達(リディア)工場」に続く重要な投資プロジェクトとなる。

 協定によると、BMW瀋陽工場は車載電池の大規模な生産拡大を行い、完成後はBMWグループの世界で3カ所目の車載電池生産拠点になる。BMWの車載電池の現地生産能力と生産規模はこれで大幅に向上し、BMWの電動化発展の新たな段階に向け堅固な基礎を築くとともに、同社の最新技術の中国での実用化をさらに推進することになるとみられる。

 BMWは上半期(1~6月)、瀋陽での生産能力を大きく拡大。4月には華晨BMW大東工場のアップグレードプロジェクトが完成、6月には鉄西区にある里達工場が稼働した。今回の車載電池プロジェクトは、瀋陽経済技術開発区中独(瀋陽)ハイエンド設備製造産業パークで建設される。(c)Xinhua News/AFPBB News