【11月15日 AFP】米大リーグ(MLB)は14日、2022年シーズンの新人王が発表され、ア・リーグではシアトル・マリナーズ(Seattle Mariners)のフリオ・ロドリゲス(Julio Rodriguez)外野手、ナ・リーグではアトランタ・ブレーブス(Atlanta Braves)のマイケル・ハリス(Michael Harris II)外野手が選出された。

 全米野球記者協会(BBWAA)の記者投票で、Jロッドの愛称を持つ21歳のロドリゲスは、30人中29人の1位票を集め合計148ポイントを獲得。今季は新人最多の28本塁打、同2位の75打点、84得点、25盗塁をマークし、デビュー年の新人としては史上初のシーズン25本塁打25盗塁も達成した。

 マリナーズの選手が新人王に輝くのは、アルビン・デービス(Alvin Davis)、佐々木主浩(Kazuhiro Sasaki)、イチロー(Ichiro Suzuki)、カイル・ルイス(Kyle Lewis)に次いで5人目となる。

 残り一つの1位票を得たボルティモア・オリオールズ(Baltimore Orioles)のアドリー・ラッチマン(Adley Rutschman)が合計68ポイントで2位、クリーブランド・ガーディアンズ(Cleveland Guardians)のスティーブン・クワン(Steven Kwan)が合計44ポイントで3位だった。

 一方、同じく21歳でブレーブスの地元ジョージア州出身のハリスは、22人の1位票を集め合計134ポイントを獲得。今季は5月のデビュー以降、19本塁打、20盗塁の活躍を見せた。

 ブレーブスの新人王は史上9人目で、2018年のロナルド・アクーニャJr.(Ronald Acuna Jr.)以来。同僚のスペンサー・ストライダー(Spencer Strider)も8人から1位票を集め、合計103ポイントの2位となった。(c)AFP