【11月14日 AFP】(更新)トルコ・イスタンブールの目抜き通りで13日午後4時すぎに爆発があり、6人が死亡、数十人が負傷した事件で、スレイマン・ソイル(Suleyman Soylu)内相は14日、反政府武装組織「クルド労働者党(PKK)」による犯行だとするとともに、容疑者を逮捕したと発表した。

 爆発があったイスティクラル通り(Istiklal Avenue)はレトロな路面電車が走り、店舗が立ち並ぶ繁華街で、週末には地元の人や観光客でにぎわう。

 ソーシャルメディアに投稿された映像には、爆発とともに炎が上がり、人々が逃げ惑う様子や地面に横たわる複数の遺体が捉えられている。

 レジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)大統領は記者会見で「卑劣な攻撃」だと非難。フアット・オクタイ(Fuat Oktay)副大統領は「爆弾テロであり、実行犯は女だとみている」と語った。

 ベキル・ボズダー(Bekir Bozdag)法相はトルコの親政府系テレビ局Aハベル(A Haber)で、「40分以上ベンチに座っていた女が立ち上がった1、2分後に爆発が起きた」と説明。「かばんの中で爆発物が爆発する仕組みになっていたか、誰かが遠隔操作で爆発させた」との見方を示した。(c)AFP/Remi BANET and Eylul YASAR