【11月14日 Xinhua News】中国の民間シンクタンク、胡潤研究院は8日、白酒(蒸留酒)メーカーの衡昌焼坊と共同で、中国の富豪番付「2022衡昌焼坊・胡潤百富榜」を発表した。胡潤研究院は1999年以降、24年連続で富豪番付を発表している。9月15日時点の総資産額に基づきランク付けをし、今年は個人資産額が50億元(1元=約20円)以上の企業家が1305人と前年に比べ11%(160人)減少した。

 ランキングトップ3は前年と変わらず、1位はミネラルウオーター最大手「農夫山泉」創業者の鍾睒睒(Zhong Dandan、68)氏で、資産額は4550億元と前年から650億元増えた。鍾氏がトップになるのは2度目で、資産額は同番付20数年の歴史で最高額となった。2位は動画投稿アプリ「抖音(ドウイン、海外版はTikTok)」を運営する北京抖音信息服務(旧:北京字節跳動科技、バイトダンス)創業者、張一鳴(Zhang Yiming、39)氏で950億元減の2450億元。3位は車載電池大手、寧徳時代新能源科技(CATL)の創業者、曽毓群(Zeng Yuqun、54)氏で900億元減の2300億元だった。

 不動産業界の富豪は引き続き順位を下げた。碧桂園控股の楊惠妍(Yang Huiyan、41)董事局副主席の資産額は1100億元減少し、今年の番付で減少幅が最も大きかった。中国で「90後」と呼ばれる1990年代生まれの富豪は17人と前年から3人増えた。(c)Xinhua News/AFPBB News