【11月13日 Xinhua News】中国湖北省(Hubei)武漢市(Wuhan)で10日、水鳥の生息地として国際的に重要な湿地を保全する「ラムサール条約」の第14回締約国会議(COP14)の関連イベントとして、サブフォーラム「中国国家湿地公園の保護と発展」が開かれた。それによると、中国の国家湿地公園は901カ所、総面積360万ヘクタールに上っている。

 中国湿地保護協会の副会長兼秘書長、馬広仁氏は「国家湿地公園は自然保護区や一般的な行政の公園と異なる、革新的な湿地保護形式である」と説明。中国の国家湿地公園が制度設計や保護修復、合理的利用、科学研究・モニタリング、科学普及・教育宣伝、社会参加などにおいて、中国の特色ある経験を蓄積し、国内外の湿地保護に新たなアイデアを提供していると述べた。

 中国の国家湿地公園は現在、全国の31省・自治区・直轄市に分布しており、希少種の個体群回復を促すとともに、地域経済の成長をけん引し、人々が自然を分かち合う空間となっている。(c)Xinhua News/AFPBB News