【11月12日 Xinhua News】中国広東省(Guangdong)珠海市(Zhuhai)で開催中の第14回中国国際航空宇宙博覧会(中国航空ショー)には、中国が独自開発した大型水陸両用機「AG600M(鯤竜)」も登場し、消火系統のデモンストレーションを実施した。

 AG600Mは現在、同市にある中航通飛華南飛機工業で新たな機体が製造されている。AG600は、中国が緊急救助体制と国家自然災害予防体制の構築を実現するために開発された水陸両用機で、中国で初めて民間航空機の耐空性基準に基づき製造された大型特殊航空機となる。

 AG600Mは、AG600シリーズの消火活動専用型機で、最大離陸重量60トン、最大積載水量12トン。最低巡航速度は時速220キロ、航続距離は4500キロで、優れた低空・低速・短距離離着陸性能を備えている。(c)Xinhua News/AFPBB News