【11月11日 AFP】女子テニスの国別対抗戦ビリー・ジーン・キング・カップ(Billie Jean King Cup 2022)は10日、英グラスゴーで決勝ラウンドが行われ、グループCの英国が強豪スペインに驚きのスイープ勝ちを収めて41年ぶりのベスト4入りを決めた。準決勝ではオーストラリアと対戦する。

 アン・ケタボング(Anne Keothavong)監督が率いる英国は、地元エミレーツ・アリーナ(Emirates Arena)で敗退を免れるためには、スペインとのシングルス2試合とダブルス1試合に全勝する必要があった。

 通算5度の大会制覇を誇るスペインが9日のカザフスタン戦に3-0で快勝していたのに対し、これまで一度も優勝したことがない英国は圧倒的に不利とみられていたが、その予想を見事に覆した。

 シングルス第1試合では、ヘザー・ワトソン(Heather Watson)が世界ランキングでは61位も格上のヌリア・パリサス・ディアス(Nuria Parrizas Diaz)を6-0、6-2で撃破。第2試合では、世界98位のハリエット・ダート(Harriet Dart)が同13位のパウラ・バドサ(Paula Badosa)との実力差をものともせず6-3、6-4で勝利し、涙を流した。

 英国は第3試合のダブルスでもアリシア・バーネット(Alicia Barnett)/オリビア・ニコルズ(Olivia Nicholls)組が7-6(7-5)、6-2でアリオナ・ボルソバ(Aliona Bolsova)/レベカ・マサロワ(Rebeka Masarova)組を下し、さらに喜びを爆発させた。

 経験の浅い英国のダブルスペアは、全米オープンテニス(US Open Tennis Championships)の元女王エマ・ラドゥカヌ(Emma Raducanu)が負傷で出場を辞退したことにより、直前での招集となっていた。

 一方、グループBのオーストラリアは、ベルギーを3勝0敗で下して4強入りした。

 オーストラリアは、シングルス第1試合でストーム・サンダース(Storm Sanders)が6-2、6-2でアリソン・バンアーツバンク(Alison van Uytvanck)を一蹴。第2試合ではアイラ・トムリャノビッチ(Ajla Tomljanovic)が4-6、6-4、3-0とリードしていたところでエリーゼ・メルテンス(Elise Mertens)が途中棄権した。

 グループDのチェコは2勝1敗でポーランドを退け、米国とともに準決勝進出に望みをつないだ。両者は11日に対戦し、勝った方が4強入りを果たす。

 グループAではカナダが3勝0敗でイタリアに完勝し、グループ突破を懸けて11日に昨年準優勝のスイスと戦う。(c)AFP