【11月11日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するレッドブル(Red Bull)のマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)は10日、「スプリントレース」について「それほど面白くない」と語り、来季の改革を求めた。

 ドライバーズ選手権連覇を果たしたフェルスタッペンは、今季のスプリント2戦をいずれも制しており、ブラジルのインテルラゴス・サーキット(Interlagos Circuit)で行われる今季第21戦サンパウロGP(Sao Paulo Grand Prix 2022)に向けた記者会見では、「本来のレースにならないと感じているから、自分は(スプリントは)あまり好きじゃない」と語った。

「ポイントはいくらか稼げる。だけど、実質的なポイントを獲得できるのはメインレースだから、本当の意味でのレースにならないことも分かっている」

「ピットストップをしないから、長持ちするタイヤを履く。レースは少し良くなっているが、ポジションを落としているクルマがいない限り、あまり多くのオーバーテークは見られないし、自分にとってはそれほど面白くない」

 今週末のサンパウロGPでは土曜日(12日)にスプリントが行われ、その結果に従ってポイントが与えられるほか、日曜日(13日)の決勝レースのグリッドも決まる。

「来年は6回行われることは知っている」と話したフェルスタッペンは、「違う方式でやりたい場合、話し合うためのアイデアを出すこともできる。少なくとも自分としては、もっとエキサイティングな内容にしたい」と語った。

 また、ハース(Haas F1 Team)のケビン・マグヌッセン(Kevin Magnussen)もフォーマットの改正が必要との認識を示しており、「自分は1回目のフリー走行から予選への流れは楽しんでいる。マックスが言うように、素早くリズムをつかんで正しくセットアップするのは、かなりの重圧がかかるからね。3回(フリー走行)のセッションは多すぎると思う」と話した。(c)AFP