【11月10日 AFP】イラン革命防衛隊(IRGC)司令官は10日、あらゆる防衛システムを突破できる極超音速ミサイルを開発したと発表した。

 極超音速ミサイルは、核弾頭の搭載や音速の5倍以上での飛行が可能。

 IRGC航空宇宙部隊のアミールアリ・ハジザデ(Amirali Hajizadeh)司令官は、極超音速ミサイルは「すべてのミサイル防衛システムをかいくぐることができる」とし、これを迎撃するシステムの開発には数十年かかるとの見方を示した。

 イランは数日前には、ロシアに無人機を提供していたことを認めた。だが、ウクライナ侵攻前のことだったと主張している。

 米紙ワシントン・ポスト(Washington Post)は先月16日、イランがロシアへのミサイル輸出を準備していると報道。だがイラン政府はこれを「全くのうそ」だと否定した。

 ロシアは現在、極超音速ミサイルの開発競争をリードしており、その後を中国と米国が追っている。同ミサイルは飛行中に軌道を操作することができ、従来のミサイルに比べて迎撃が特に難しい。(c)AFP