【解説】世界人口、15日に80億人到達 国連見通し
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■世界的な高齢化
人口増加には平均余命の持続的な伸長が主要な要因となる。2019年の世界の平均余命は72.8歳と、1990年から9歳伸びた。2050年には77.2歳まで伸びる見通しだ。
その結果、出生率の低下も相まって、65歳以上が全人口に占める割合は2022年の10%から、2050年には16%に拡大すると予測されている。
世界的な高齢化の進行に伴い労働市場や年金制度に影響が及ぶ一方で、高齢者ケアの拡充が必要となる。スノー氏は、「人口を増やすために何をすべきか理解するためにUNFPAはどのような支援をしてくれるのか」と、問い合わせてくる国が増えていると話した。
■地域間格差
2050年までの人口増加分の半分超は、わずか8か国によってもたらされる見通し。コンゴ共和国、エジプト、エチオピア、インド、ナイジェリア、パキスタン、フィリピン、タンザニアだ。
スノー氏によれば、平均年齢の地域間格差もかつてないほど開いている。現在、欧州では41.7歳だが、サブサハラ(サハラ砂漠以南のアフリカ)では17.6歳にとどまっている。
こうした格差は縮小に向かうとみられるが、いずれの国も平均年齢が低かったかつてと違って、「将来、平均はより高い年齢に収斂(しゅうれん)していく可能性が高い」(スノー氏)とみられる。
■インドが中国逆転
人口1位の中国と2位のインドの立場は2023年初めにも逆転する見込みだ。
中国の人口は現在14億人だが、今後減少に転じ、2050年には13億人になると予想されている。今世紀末までには8億人にまで減りそうだ。
一方、インドの人口は2023年に中国を上回った後、2050年には17億人に達する見通し。ただ、合計特殊出生率は2.1をすでに下回っている。(c)AFP/Amelie BOTTOLLIER-DEPOIS