【11月10日 AFP】2023年ラグビーW杯フランス大会(2023 Rugby World Cup)組織委員会は9日、クロード・アチェ(Claude Atcher)前最高経営責任者(CEO)時代の大会運営に関する捜査の一環として、本部など事務所が家宅捜索を受けたと明かした。

 アチェ氏については、スタッフからいじめやハラスメントの疑惑が上がり、内部調査の結果「憂慮すべき運営方法」が報告されたため、先月にCEOを解任された。

 フランス金融検察局(PNF)は同日、公益団体である組織委内の不当な優遇や汚職、優越的地位の乱用の疑いに関する捜査を開始したことを発表。仏スポーツ日刊紙レキップ(L'Equipe)は、アチェ氏による費用の不正な個人的使用や「過去の特定の契約、2023年W杯のチケットシステムに関連した不正疑惑」が捜査の対象だと伝えている。 (c)AFP