マスク氏の外国との関係「精査に値」 ツイッター買収めぐり米大統領
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【11月10日 AFP】ジョー・バイデン(Joe Biden)米大統領は9日の記者会見で、実業家のイーロン・マスク(Elon Musk)氏がツイッター(Twitter)買収に際してサウジアラビアの投資家から支援を受けていることについて問われ、同氏の外国との関係については精査に値するとの考えを示した。
大統領は「イーロン・マスク氏の外国との協力やテクニカルな関係については精査に値すると思う」と語った。ただし、「彼が不適切なことをしているかどうかを示唆しているわけではない。以上だ」と付け加えた。
マスク氏のツイッター買収をめぐっては、バイデン政権が国家安全保障の観点から調査に乗り出していると先月報じられた。
ツイッターにはサウジのアルワリード・ビン・タラール(Al-Waleed bin Talal)王子やカタール政府系ファンドのカタール投資庁(QIA)が出資している。
クリス・マーフィー(Chris Murphy)議員ら2人の上院議員も、人権活動家やサウジ政府に批判的な立場のユーザーの情報にツイッター側がアクセスするのを阻止するため、買収に関して精査するよう当局に要請している。
マスク氏はこのほかにも、ロシアによるウクライナ侵攻にもかかわらずウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領に融和的な姿勢を示したり、台湾は中国の特別行政区になるべきだと発言したりして物議を醸している。(c)AFP