【11月10日 AFP】英国のチャールズ国王(King Charles III、73)と妻のカミラ王妃(Queen Consort Camilla、75)が9日、イングランド北部を訪問中、卵を投げつけられた。卵は夫妻には当たらず、そばの地面に落ちた。

 国王夫妻はヨーク(York)市内で市民と交流中に3個の卵を投げつけられた後、護衛係に付き添われその場を離れた。

 現場にいた記者によると、群衆の中にいた男が国王夫妻にブーイングを浴びせた後、卵を投げたとみられる。英メディアが放送した映像には、男が「この国は奴隷の血の上に築かれた」「私の王ではない」と叫び、数人の警察官に取り押さえられる様子が捉えられている。現場に集まっていた人々は、「神よ国王を守りたまえ」と叫んだり、男を「恥知らず」と非難したりした。

 英メディアは拘束された男について、緑の党の元候補者で、環境問題への抗議を行う団体「絶滅への反逆(Extinction Rebellion)」の活動家だと報じている。(c)AFP/Lindsey Parnaby with Joe Jackson in London