【11月9日 AFP】女子テニスの国別対抗戦ビリー・ジーン・キング・カップ(Billie Jean King Cup 2022)は8日、決勝ラウンドが英グラスゴーで開幕し、グループBのオーストラリアはストーム・サンダース(Storm Sanders)とアイラ・トムリャノビッチ(Ajla Tomljanovic)がシングルスでそれぞれ勝利し、スロバキアを2勝1敗で下して力強いスタートを切った。

 2019年に前身のフェドカップ(Fed Cup 2019)で準優勝し、前回大会はベスト4だったオーストラリアは、今年も自分たちが優勝候補の一角であることを証明した。

 ウクライナ侵攻を理由に大会から除外された前回王者ロシアに代わり、決勝ラウンド出場を果たしたオーストラリアは、サンダースがヴィクトリア・クズモワ(Viktoria Kuzmova)を6-4、6-3、トムリャノビッチがアンナ・カロリーナ・シュミドローバ(Anna Karolina Schmiedlova)を6-1、6-2で下した。

 消化試合となった第3試合のダブルスは、スロバキアのクズモワ/テレサ・ミハリコバ(Tereza Mihalikova)組が2-6、6-3、10-6でエレン・ペレス(Ellen Perez)/サンダース組に勝利した。

 12か国が出場する決勝ラウンドは、1組3チームの4グループに分けられ、各組首位が準決勝に進出する。それぞれの試合はシングルス2戦、ダブルス1戦で行われる。

 オーストラリアは10日に行われるベルギー戦で勝利すれば、準決勝進出が決まる。

 グループCでは、開催国として今大会に出場している英国がカザフスタンに1勝2敗で敗れ、黒星発進となった。

 昨年の全米オープン(US Open Tennis Championships 2021)を制したエマ・ラドゥカヌ(Emma Raducanu)を負傷で欠く英国は、ケイティ・ボールター(Katie Boulter)がユリア・プチンツェワ(Yulia Putintseva)に6-4、3-6、2-6、ハリエット・ダート(Harriet Dart)がウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2022)女王のエレナ・リバキナ(Elena Rybakina)に1-6、4-6で敗れた。

 第3試合のダブルスでは、アリシア・バーネット(Alicia Barnett)/オリビア・ニコルズ(Olivia Nicholls)組が印象的なプレーを見せ、アンナ・ダニリナ(Anna Danilina)/リバキナ組に7-5、6-3で勝利した。(c)AFP