【11月8日 AFP】ウクライナ南部ヘルソン(Kherson)州の親ロシア派当局は8日、州都ヘルソン全体で停電が復旧したと発表した。先には、ウクライナ側からの攻撃を受けて停電と断水が起きていると主張していた。

 ヘルソン市は、ロシア軍がウクライナ侵攻を開始した直後、最初に陥落した都市。停電の原因となった今月6日の砲撃をめぐっては、ロシア・ウクライナ双方が互いを非難している。

 ロシアがヘルソン州に設置した「行政府」の幹部キリル・ストレモウソフ(Kirill Stremousov)氏は8日、ソーシャルメディアに「破壊工作と攻撃があったが、電気は使える」と投稿した。

 ウクライナ軍はここ数か月、反転攻勢を強めてヘルソン市に迫っている。ウクライナ側が同市を奪還すれば、ロシア側にとって手痛い敗北となる。(c)AFP