【11月8日 AFP】8日に行われる米中間選挙で、期日前投票を利用した人の数が7日時点で4000万人以上に上り、前回の中間選挙を上回ったことが、フロリダ大学(University of Florida)の米選挙プロジェクト(US Elections Project)の集計で明らかになった。

 中間選挙では、下院(定数435)の全議席と上院(定数100)の3分の1が改選される他、州や地方自治体の公職選挙も行われる。米50州の大半では、投票所や郵送での期日前投票を認めている。期日前投票は、新型コロナウイルスが猛威を振るっていた2020年に行われた大統領選で利用が広まった。

 米選挙プロジェクトによると、7日時点で期日前投票を済ませた人は4080万人で、うち1850万人余りが投票所、2230万人が郵送で票を投じた。18年の中間選挙では、同時点で3910万人が投票を済ませていた。

 接戦が予想される複数の州では、共和党が技術的な問題を理由に期日前投票に異議を申し立てている。例えば激戦州のペンシルベニアでは、封筒に日付が記されていない郵便投票を無効とすることを州の最高裁判所が決定しており、多数の票が影響を受ける可能性がある。

 映像はカリフォルニア州で4日、アリゾナ州で7日に撮影。(c)AFP