【11月7日 Xinhua News】中国四川省(Sichuan)成都市(Chengdu)にある中国航天科技集団第七研究院第七設計部の航空宇宙チームは、中国の宇宙ステーションの物資管理サブシステムの開発を担当している。平均年齢33歳未満のこの若いチームが、宇宙ステーションで使われる全物資の製品ライフサイクル管理(PLM)と、キャビン内軌道滞在補助サポート保障製品の研究開発を担う。

 同設計部の鄔瓦尼(Wu Wani)航空宇宙モデル副チーフデザイナーによると、彼らが開発する全ての材料は、重量に対する要求が非常に高いだけでなく、軌道上の宇宙飛行士の安全な生活を保障するために、抗菌や防カビ、難燃性、有害ガス流出など一連の厳格なテストをクリアしなければならない。

 さらにデザイナーたちは、スマートかつ自動化、データ化された物資の情報管理システムを開発し、大型の機器・設備から小さなねじやナットまで、宇宙ステーション内の何万点もの物資を管理している。宇宙飛行士が何か物品を必要としているときには、音声で数量や位置などの情報を取得し、軌道上の物資を3Dで可視化する機能も備えている。(c)Xinhua News/AFPBB News