【11月5日 AFP】米国は4日、北朝鮮による度重なるミサイル発射実験を受けて開かれた国連安全保障理事会(UN Security Council)の緊急会合で、中国とロシアが北朝鮮に「力を与えた」と非難した。

 米国のリンダ・トーマスグリーンフィールド(Linda Thomas-Greenfield)国連大使は中国とロシアを直接名指しすることなく「(北朝鮮は)安保理2か国(中ロ)から全面的に保護されてきた」「これら2か国は、北朝鮮の度重なる決議違反を無理やり正当化しようとしている。その結果、北朝鮮は力を得てこの理事会を愚弄(ぐろう)するようになった」と述べ、制裁強化に向けての団結を呼び掛けた。

 中ロは、5月に行われた米国主導の追加制裁決議案の採決で拒否権を行使していた。(c)AFP