【11月4日 AFP】スポーツ仲裁裁判所(CAS)は3日、禁止されている鎮痛剤を使用したとして今年のツール・ド・フランス(2022 Tour de France)で失格処分を受けたアルケア・サムシック(Arkea-Samsic)のナイロ・キンタナ(Nairo Quintana、コロンビア)の異議を棄却した。

 CASは、キンタナの血液サンプルから検出されたトラマドール(Tramadol)は、国際自転車競技連合(UCI)が8月17日に科した処分の正当性の根拠として十分であると発表した。

 CASは「UCIが競技中のトラマドールを禁止しているのは、ドーピングというよりもむしろ医学的な理由によるものであり、従ってUCIの権限と管轄権の範囲内であると判断した」と説明し、「ナイロ・キンタナのサンプルがトラマドールとその二つの代謝物を含んでいたことを示す科学的証拠は十分に納得できるものだった」と続けた。

 キンタナはツール・ド・フランス6位剥奪と罰金5000スイス・フラン(約73万円)の処分を科されたが、初めての違反だったため資格停止処分は科されなかった。(c)AFP