【11月4日 AFP】中国を公式訪問中のドイツのオラフ・ショルツ(Olaf Scholz)首相は4日、習近平(Xi Jinping)国家主席と会談し、両国の経済協力を深めたいと表明した。ショルツ氏は、習政権下で権威主義的な傾向を強める中国に強く依存していることから、訪中に批判が出ている。

 主要7か国(G7)の首脳が中国を訪れるのは、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)以来初めて。

 ショルツ氏は到着後すぐ、人民大会堂(Great Hall of the People)で習氏に出迎えられた。

 ショルツ氏は、幾つかの分野ではお互いの見解が異なっているとしつつ、経済協力を「さらに発展させたい」と述べた。

 国営中国中央テレビ(CCTV)によると、習氏はショルツ氏の訪問により「相互理解・信頼、各分野での実務的協力を深めるとともに、中独関係の新たな段階に向けた健全な計画をつくる」ことができると述べた。(c)AFP/Peter WUETHERICH