【11月2日 AFP】ロシア政府は2日、トルコと国連(UN)の仲介によりウクライナと結んだ同国産穀物の輸出合意に復帰すると表明した。

 トルコのレジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)大統領は同日議会に対し、自国およびロシアの国防相による電話会談を経て、「輸送はきょう(2日)正午(日本時間午後6時)から、予定通り継続される」と述べた。

 ロシア国防省も合意への復帰を確認し、海上航路の非武装化に関してウクライナ政府から「十分な」保証が得られたと説明した。

 ロシアは先月29日、クリミア(Crimea)半島沖で黒海(Black Sea)艦隊や民間の船舶がウクライナ側の「大規模な」無人機攻撃を受けたとして、合意の履行を停止すると発表していた。

 ただロシアによる合意履行の停止発表後も、ウクライナの港から先月31日に穀物などを積んだ貨物船が出港し、ロシア抜きで穀物輸出が再開されていた。(c)AFP