【11月2日 AFP】22MLBは1日、ワールドシリーズ(7回戦制)第3戦が行われ、5本塁打を放ったフィラデルフィア・フィリーズ(Philadelphia Phillies)が7-0でヒューストン・アストロズ(Houston Astros)に大勝し、シリーズ2勝1敗と勝ち越しに成功した。

 前日の試合が雨天順延となる中、本拠地シチズンズバンク・パーク(Citizens Bank Park)に帰還したフィリーズは、アストロズを完全に圧倒した。

 まずは1回裏、ブライス・ハーパー(Bryce Harper)が相手先発のランス・マッカラーズ(Lance McCullers)から飛距離約122メートルの2点本塁打を放って序盤の猛攻の口火を切ると、2回にもフィリーズの攻勢は続き、アレク・ボーム(Alec Bohm)が左翼へ114メートルの一発、ブランドン・マーシュ(Brandon Marsh)がこの日チーム3本目のアーチを放って2回で4-0とした。

 投げてはフィリーズ打線に打ち込まれるマッカラーズとは対照的に、先発左腕のレンジャー・スアレス(Ranger Suarez)が快調なペースで投げ、5回を4奪三振無失点に抑えてリードを守った。すると5回裏にチームは追加点。カイル・シュワバー(Kyle Schwarber)が中堅へ135メートルの特大2点本塁打をたたき込むと、マッカラーズの悲劇はまだ終わらず、続くリース・ホスキンス(Rhys Hopkins)も本塁打を放って7-0とした。

 この白星で、フィリーズはワールドシリーズ制覇まであと2勝に迫っている。2日の第4戦と3日の第5戦は、同じくフィリーズの本拠地で行われる。(c)AFP