【11月1日 AFP】女子ゴルフの最新世界ランキングが31日に発表され、今季圧巻の成績を記録した19歳のアッタヤ・ティティクル(Atthaya Thitikul、タイ)が、史上2番目の年少記録で1位に上り詰めた。

 デビューイヤーとなった今季のLPGAツアーで2度の優勝と12回のトップ10フィニッシュを記録したアッタヤは、韓国の高眞榮(Ko Jin-young、コ・ジンヨン)からトップの座を奪取した。

 高は今年1月から1位を維持していたが、最近は手首を痛めており、先月のBMW女子選手権(BMW Ladies Championship 2022)では2ラウンドをプレーした後、途中棄権した。アッタヤは同大会を6位で終えた。

 10代での世界1位到達は、2015年に当時17歳で達成したリディア・コー(Lydia Ko、ニュージーランド)に続く史上2人目の快挙。コーは最新ランキングで3位につけている。

 今週開幕するTOTOジャパンクラシック(TOTO Japan Classic 2022)では、初めて世界1位としてプレーすることになるアッタヤは、「チームをはじめ、家族やサポーター、そして自分自身にとって大きな意味がある」とし、「この競技のビッグネームの中でも、トップに自分の名前があるのは本当に光栄なこと」と喜んだ。

 その一方で、「トップになるのは本当に特別だけれど、それを維持するのはもっと難しい。レジェンドや現役選手の皆さんから、コースの内外でもっと学ぶことはたくさんある。家族、チーム、ファン、そして母国のために、これからも懸命にプレーを続けていく」と浮かれてはいなかった。

 アッタヤがゴルフ界に歴史を刻むのはこれが初めてではなく、14歳だった2017年の欧州女子タイ選手権(Ladies European Thailand Championship 2017)では、プロゴルフ大会における史上最年少優勝を果たしている。(c)AFP