【11月1日 Xinhua News】中国固有の水生植物「海菜花」(学名Ottelia acuminata)は生存環境に対する要求が高く、「水質のバロメーター」とされている。雲南省(Yunnan)大理ペー族自治州にある湖「洱海(じかい)」では一時期、海菜花が見られなくなっていたが、水質の改善に伴い今では、海菜花は再び澄んだ湖面で美しい姿を見せているばかりか、人々に富をもたらす「野菜」にもなっている。

 海菜花の茎と葉は食べることができ、サトイモと作ったスープはペー族の特色あるグルメで、さわやかで甘みがあり、もちもちとした食感が特徴。数年間の発展を経て、同自治州洱源(じげん)県右所鎮の松曲村に広がる海菜花の栽培地は1500ムー(100ヘクタール)あまりに上り、年間生産額は1800万元(1元=約20円)を超えている。(c)Xinhua News/AFPBB News