【11月1日 Xinhua News】中国工業・情報化部がまとめた2022年1~9月における電気通信事業の売上高は、前年同期比8・2%増の1兆1971億元(1元=約20円)で、前年の実質値に基づいて計算した電気通信事業総量は21・7%増となり、伸び率は前月並みだった。

 通信大手3社の中国移動通信(チャイナモバイル、China Mobile)、中国電信(チャイナテレコム、China Telecom)、中国聯合網絡通信(チャイナユニコム、China Unicom)の固定ブロードバンド事業収入は9・0%増の1810億元で、通信事業収入全体における割合は15・1%となり、前年同期より0・1ポイント拡大し、事業収入の伸びを1・3ポイント押し上げた。

 新興事業の収入は急増した。通信大手3社はIPテレビ(IPTV)やインターネットデータセンター、ビッグデータ、クラウドコンピューティング、モノのインターネット(IoT)などの新興事業に積極的に取り組み、収入は33・4%増の2329億元で、全体における割合が19・5%となり、事業収入の伸びを5・3ポイント押し上げた。うちクラウドコンピューティングは2・3倍で、ビッグデータは62・6%増、データセンターは14・3%増、IoTは23・5%増だった。

 携帯電話の契約数は安定を保ちながら増加し、第5世代移動通信システム(5G)契約数の割合が全体の3割を超えた。通信大手3社の9月末時点の携帯電話契約数は16億8200万件で、21年末から3895万件の純増となった。うち5G対応スマートフォンの契約数は1億5500万件の純増となる5億1千万件で、携帯電話契約件数全体の30・3%を占め、21年末より8・7ポイント拡大した。

 5G基地局の建設も引き続き進んだ。9月末時点の基地局数は75万4千カ所の純増となる1072万カ所で、うち5G基地局数は79万5千カ所の純増となる222万カ所で、モバイル基地局全体の20・7%を占め、21年末より6・4ポイント拡大した。(c)Xinhua News/AFPBB News