【11月2日 CGTN Japanese】中国内モンゴル自治区(Inner Mongolia Autonomous Region)烏海(うかい)市農牧局が明らかにしたところによりますと、烏海市農業発展センターはこのほど、水生動物の外来種に関する調査を行った際、烏海湖で1匹のアリゲーターガーを捕獲しました。アリゲーターガーは北米の南部を中心に分布する肉食性の大型淡水魚で、非常に破壊力があり、天然水域に放流されれば、現地の淡水生態系に深刻な破壊をもたらすものとみられます。

 烏海湖は黄河水域の一部に属し、黄河海勃湾水利中枢プロジェクトの完成後に形成された118平方キロの人工湖で、アリゲーターガーが捕獲されたのは今回が初めてだということです。

 今回捕獲されたアリゲーターガーは体長76センチ、体重2.95キログラムで、烏海市農業発展センターの技術者は測定後すぐに冷凍処理を行いました。今後、外来侵入種の全面調査と合わせて引き続き調査と漁獲を行う予定です。烏海市農業発展センターは、「水の中にいるほとんどすべての生き物を餌食にしてしまう」とし、卵には猛毒があり、驚くと人間に襲い掛かることもあると注意を呼び掛けています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News