【10月31日 AFP】スペインの侵略に最後まで抵抗したマヤ人の都市があった遺跡で、陶器や墓地、スペイン製の銃弾などが発見された。当局が28日、発表した。

 発掘を担当した考古学者はAFPに対し、6月に始まった今回のプロジェクトは、紀元前900年ごろにマヤ人が定住していたタヤサル(Tayasal)の集落を調査するものだと説明した。

 タヤサルはマヤ文明最後の都市で、欧州人が入植を始めてから100年以上過ぎた1697年まで独立を保っていた。

 タヤサル遺跡はペテン・イツァ(Peten Itza)湖近くに位置し、面積は7平方キロ。建造物の多くは土と植物に覆われているが、高さ30メートルのとりでは一部が露出している。研究によると、とりでは支配者層の住居として使われていた。(c)AFP/Henry MORALES ARANA