【10月31日 AFP】22-23ドイツ・ブンデスリーガ1部は30日、第12節の試合が行われ、ウニオン・ベルリン(1. FC Union Berlin)は後半アディショナルタイム7分に劇的な逆転ゴールをマークし、ボルシア・メンヘングラッドバッハ(Borussia Moenchengladbach)に2-1で勝利して首位の座をキープした。

 先制されたウニオンだったが、試合終了間際にダニーリョ・ドゥーキ(Danilho Doekhi)がヘディングを突き刺し逆転すると、ホームの観客席は大興奮に包まれた。

 前日の試合でマインツ05(Mainz 05)に6-2で大勝していた王者バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)に、ウニオンは1ポイント差をつけている。

 周囲の予想に反し、9月上旬から首位の座をキープしているウニオンは29分、FWシェラルド・ベッカー(Sheraldo Becker)がネットを揺らし今季7点目を挙げたかに思われたが、ハンドがあったとしてビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)判定によりゴールは認められなかった。

 33分、ラース・シュティンドル(Lars Stindl)のCKをニコ・エルヴェディ(Nico Elvedi)に頭で合わせられ、ボルシアMGに先制を許したウニオンだったが、ケビン・ベーレンス(Kevin Behrens)のゴールで追いついた。

 ファンが大声援を送る中、逆転ゴールを目指すウニオンは87分にクリストファー・トリンメル(Christopher Trimmel)がネットを揺らしたものの、VAR判定により再び得点は取り消しに。しかし後半アディショナルタイムに入ると、MFジェイミー・リーベリング(Jamie Leweling)のクロスにドゥーキが頭で合わせ、ウニオンがラストプレーで試合をひっくり返した。(c)AFP