【10月31日 AFP】22-23スペイン1部リーグは30日、第12節の試合が行われ、王者レアル・マドリード(Real Madrid)はホームでジローナ(Girona FC)と1-1で引き分け、優勝争いを演じる中で勝ち点を落とした。

 2位FCバルセロナ(FC Barcelona)は前日の試合でバレンシア(Valencia CF)を下したため、今季いまだ無敗の首位レアルとの勝ち点差を1に縮めている。

 ビニシウス・ジュニオール(Vinicius Junior)の得点で70分に先制したレアルだったが、マルコ・アセンシオ(Marco Asensio)がペナルティーエリア内でハンドをしたとして議論を呼ぶ形でPKを与えると、クリスティアン・ストゥアーニ(Cristhian Stuani)に同点弾を許した。

 89分にはロドリゴ(Rodrygo Silva de Goes)がネットを揺らしたものの、これは相手GKのパウロ・ガッサニーガ(Paulo Gazzaniga)が手中に収めていたボールを蹴ったとして、得点は認められなかった。

 後半アディショナルタイムにはトニ・クロース(Toni Kroos)がキャリア初の退場となり、レアルはいらだちの募る一戦を終えた。

 一方、レアル・ベティス(Real Betis)はアウェーでレアル・ソシエダ(Real Sociedad)に2-0で勝利。フアン・クルス(Juan Cruz Diaz Esposito)が85分にゴールを決めると、ボルハ・イグレシアス(Borja Iglesias)も後半アディショナルタイムに得点を挙げた。

 アスレティック・ビルバオ(Athletic Bilbao)はイニャキ・ウィリアムス(Inaki Williams)のヘディングが決勝点となり、ビジャレアル(Villarreal CF)を1-0で下して6位に浮上した。

 前指揮官のウナイ・エメリ(Unai Emery)氏がイングランド・プレミアリーグのアストン・ビラ(Aston Villa)に引き抜かれたビジャレアルは、これがキケ・セティエン(Quique Setien)監督にとってリーグ戦の初陣となった。(c)AFP