【10月30日 CGTN Japanese】中国科学院国家宇宙科学センターによりますと、同センターの顔毅華研究員が率いる研究チームは、明安図スペクトル電波ヘリオグラフ(MUSER)の画像位置校正に用いることができる新たな方法を発見しました。

 同チームは、MUSERの太陽電波画像に対する処理を数年にわたって行い、開口合成電波望遠鏡アレイの位相校正の新たな方法を発見し、校正点源が原点からずれる一般的な状況下で、この偏差が総合開口結像の結果に与える影響の一般的な理論式を得ました。同チームの研究者は、この新たな公式に基づき、MUSERの観測画像を校正することで、正確な太陽電波画像を得ることができます。

 この研究方法は、1つの未知の位置校正点源を利用して電波望遠鏡の画像に対して校正を行うことができるほか、反復計算を通して校正源の具体的な位置を計算することによって、真実の電波画像を獲得することができます。すなわち、はてしなく広大な宇宙で太陽を測位することができます。(c)CGTN Japanese/AFPBB News