【10月27日 AFP】英王室を離脱したヘンリー王子(Prince Harry)が来年1月に自身の回顧録を出版する。米出版社ペンギン・ランダムハウス(Penguin Random House)が27日、発表した。

 同社はツイッター(Twitter)に、「サセックス公爵(Duke of Sussex)ヘンリー王子の極めて個人的で感情あふれる物語を発表できることに興奮している」と投稿。原題は『Spare』で、来年1月10日に発売される予定だという。

 同社が開設した回顧録のウェブサイトは、25年前の母ダイアナ元皇太子妃(Princess Diana)の死に対して王子がどのように対処し、その後の人生にどのような影響を与えたかを知る手掛かりになると紹介。「生々しく、揺るぎない正直さにより、『Spare』は、洞察力、啓示、自己検証、そして悲しみを乗り越える愛の永遠の力について、苦労して得た英知に満ちた画期的な出版物だ」と説明している。

 同サイトは、同書が英国、米国、カナダ、アイルランド、オーストラリア、ニュージーランド、インド、南アフリカで出版されるとしている。さらに15か国語への翻訳が計画されている。

 出版社によると、ヘンリー王子はこの回顧録から得られる収益を、英国の慈善団体に寄付する意向だという。(c)AFP