■来館者、大半は共和党支持者

 共同設立者のルーイ氏によると、このテーマパークと博物館に来るのは大半が共和党支持者だ。施設として候補者を支持することはすべきでないとしつつも、「今日の政治的争点を避けては通れない」と語った。

 分かりやすい例の一つに、異なる二つの世界観を対立させるビデオゲームを模した展示がある。

 そこでは「人間の世界」と「神の世界」が対峙(たいじ)し、「人工中絶」や「同性婚」は前者に、「結婚」や「生命の尊厳」は後者に属するものとされている。また、そのメッセージを強調するように別の展示では「神の言葉の拒否は堕落への道」と大きな文字で書かれている。

 カンザス州から来たというペギー・マストさん(74)もその通りだと言う。

 米国には「カオスがまん延し」、「現政権を受け入れることで国民は無秩序になっている」とし、「この博物館は、私たちの知る神について再確認できる素晴らしい場所なのです」と話した。

 映像は9月30日撮影。(c)AFP/Charlotte PLANTIVE