【10月27日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2022-23)は26日、グループC第5節が各地で行われ、他会場の結果により試合前に敗退が決まったFCバルセロナ(FC Barcelona)は、本拠地カンプ・ノウ(Camp Nou)でバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)に0-3で敗れた。一方でバイエルンは、首位通過を果たした。

 同日の早い時間に行われた試合で、ヴィクトリア・プルゼニ(Viktoria Plzenv)を4-0で下したインテル(Inter Milan)が16強入りを決めたため、バルセロナの2大会連続グループステージ敗退が決定した。

 ヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2022-23)に回るバルセロナは、シャビ・エルナンデス(Xavi Hernandez)監督の下で2年連続の早期敗退となったが、それまでは17大会連続で決勝トーナメント進出を果たしていた。

 ホームのバルセロナは、8万4000人を超える大観衆の前で少しでも誇りを取り戻したいと望んでいたが、前半にサディオ・マネ(Sadio Mane)とエリック・マキシム・チュポモティング(Eric Maxim Choupo-Moting)に得点され、それさえもかなわなかった。さらに終盤ベンジャミン・パヴァール(Benjamin Pavard)が加点したバイエルンは、これでバルセロナ戦6連勝となった。

 ハーフタイムで帰宅するファンの姿もあったが、大半は最後まで試合を見届けた。来季バルセロナは、スタジアム改修に伴いエスタディ・オリンピック・リュイス・コンパニス(Estadi Olimpic Lluis Companys)を仮本拠地とするため、カンプ・ノウでチャンピオンズリーグの試合は最低でも2024年まで見られない。

 バルセロナのファンはこの2週間、確実視されていたグループステージ敗退を嘆き続けていたが、敗北にも試合は通夜のような雰囲気にはならなかった。

 バルセロナの選手は試合後、ドレッシングルームからピッチに戻り、一貫して声で後押しし、ホイッスル後しばらく応援歌を歌い続けたファンに感謝を示した。

 シャビ監督はスペインのテレビ局「モビスター・プルス(Movistar Plus)」に対し「ファンの無条件のサポートに感謝する。最高の雰囲気だった。われわれは彼らに感謝し、相応の敬意を示さなければならない。それをピッチでできなかったのは残念だ」と話した。(c)AFP/Rik Sharma