【10月26日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2022-23)は25日、グループE第5節が各地で行われ、チェルシー(Chelsea)はカイ・ハヴァーツ(Kai Havertz)が決勝点を挙げてレッドブル・ザルツブルク(Red Bull Salzburg)に2-1で勝利し、決勝トーナメント進出を決めた。

 23分にマテオ・コバチッチ(Mateo Kovacic)がゴール左上隅へ巧みなシュートを決めて先制したチェルシーだったが、49分にマクシミリアン・ウーバー(Maximilian Wober)のDFラインとGKの間への絶妙なクロスから、チュクブイケ・アダム(Chikwubuike Adamu)に同点ゴールを許し、追加点のチャンスを決められなかったことが悔やまれる展開になりかけた。

 それでも最後はクリスティアン・プリシッチ(Christian Pulisic)のパスを受けたハヴァーツがカーブをかけたシュートを打つと、これがクロスバーの下に当たってゴールに入り、内容に見合った勝ち越し点を挙げた。

 チェルシーはこれでグラハム・ポッター(Graham Potter)監督の下での公式戦無敗を9試合に伸ばし、ザルツブルクとの勝ち点差を4に広げて16強入りを果たした。

 グループのもう1試合では、ACミラン(AC Milan)が4-0でディナモ・ザグレブ(Dinamo Zagreb)を下し、チェルシーとともに突破できる2位に浮上した。

 マッテオ・ガッビア(Matteo Gabbia)のヘディングシュートで先制したミランは、ラファエル・レオン(Rafael Leao)の得点でリードを2点に広げると、オリヴィエ・ジルー(Olivier Giroud)のPKと相手のオウンゴールでさらに加点した。ミランはこれでザルツブルクを勝ち点1上回った状態で、突破を懸けた直接対決となる次週のホームゲームに臨む。(c)AFP