【10月30日 CGTN Japanese】中国各地で、水素エネルギー産業の発展に向けた取り組みが積極的に行われています。業界関係者によりますと、エネルギーの転換という大きな流れの中で、水素エネルギー産業の発展には重要な意義があります。水素エネルギー産業の発展に伴い、工業、交通、エネルギーなどの分野はモデルチェンジやグレードアップの新たなチャンスを迎え、燃料電池自動車などのセグメントも成長のチャンスを迎えようとしています。

 水素エネルギーは、供給源が多様で、グリーン・低炭素で、応用範囲が広い二次エネルギーです。水素エネルギー産業の発展は、クリーンで低炭素、安全で効率的なエネルギーシステムの構築に重要な意義があります。

 遼寧省(Liaoning)、陝西省(Shaanxi)、貴州省(Guizhou)、上海市、山西省(Shanxi)などは今年、水素エネルギー産業に関する発展計画を打ち出し、産業発展の「ロードマップ」を制定し、トップダウン設計を強化し、地域内の水素エネルギー産業の発展を積極的に推し進めています。

 中国国内最大の産炭地である山西省では2025年までに比較的整った水素エネルギー産業発展の制度や政策環境が形成されます。炭素排出を増加させないことを前提として、工業における副生水素と再生可能エネルギーから製造した水素の近距離利用を主とする水素エネルギー供給システムの初歩的な構築や、燃料電池自動車の保有台数1万台到達、水素ステーションの建設などが計画されています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News