【10月25日 CGTN Japanese】10月24日は、「国際テナガザルの日」です。中国が初めて人工哺育した、シロテテナガザルの「十五(Shi Wu)」が、このほど1歳の誕生日を迎えました。

 絶滅の恐れがありながら、あまりそのことが知られていないテナガザル。その一種であるシロテテナガザルは、中国の国家一級重点保護野生動物です。主に東南アジアで生息し、中国では雲南省にしかいません。去年10月19日に生まれた「十五」は雄で、当時雲南省の昆明で開かれていた国連生物多様性条約第15回締約国会議(COP15)を記念するため、「十五」と名付けられました。

 しかし残念なことに、生まれたばかりの「十五」は母親から授乳を拒絶されたため、野生動物救助センターのスタッフは羊のミルクで「十五」を育てました。いま、1歳を迎えた「十五」は、すでに母親のそばに戻って、健やかに成長しています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News