【10月25日 AFP】ラグビーニュージーランド代表のCTBアントン・リエナートブラウン(Anton Lienert-Brown)は25日、日本代表は今や「手ごわい相手」になったと評価し、今週末のテストマッチで侮るつもりはないと語った。

 オールブラックス(All Blacks、ニュージーランド代表の愛称)は、2019年のW杯日本大会(Rugby World Cup 2019)で8強入りを果たした日本との一戦で北半球遠征を開始し、欧州でウェールズ、スコットランド、イングランドと対戦する。

 南半球4か国対抗戦のザ・ラグビーチャンピオンシップ(The Rugby Championship 2022)をけがで欠場していたリエナートブラウンは、今年初めて代表チームに復帰し、「存在感をアピール」することを目指している。

 代表通算56キャップで現在27歳のリエナートブラウンは、「われわれは日本を心からリスペクトしている。ここ数年間で彼らがどれほど成長してきたか知っているし、今や手ごわい相手だ」とコメント。「自分たちのすべきことをやるのが大事だ。これから試練が待ち受けているのは分かっているから、この一週間はスイッチをオンにして、最大限の準備をしっかりやっていく」と語った。

 日本とのテストマッチでは全戦無敗のオールブラックスだが、ここ数日で計7選手がチームを離脱するなど準備につまずいている。

 代替メンバーとして招集された一人で、ユーティリティーバックのダミアン・マッケンジー(Damian McKenzie)は、このチャンスをしっかりつかみたいと考えている。

 昨季はジャパンラグビーリーグワンでプレーしていたマッケンジーは、「最高の状況でないのは確かだが、代表メンバーに再招集されて本当にうれしい」と喜び、「この環境に戻れたのはクールだ。今週末にチャンスが与えられたら、試合に出てチャンスを最大限に生かすだけだ」と意気込んだ。(c)AFP