北京冬季オリンピックの成果をすべての人に
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【10月28日 People’s Daily】北京冬季オリンピックの多くの会場は、大会後の改修工事が完了し、公開されている。冬季オリンピックの成果を皆で分かち合うことが促されているのだ。人々は、国家速滑館「アイスリボン」で「最速の氷」を体験し、延慶(Yanqing)オリンピックパークの国家スライディングセンター「雪遊龍」を訪れることもできる。冬季オリンピックの会場は、それぞれの特長を生かし、持続可能な運営のための経験を積み、スポーツ・フォー・オール(みんなのスポーツ)活動の発展に寄与している。
「アイスリボン」は、北京冬季オリンピックで新設された象徴的な競技会場だ。7月9日から、同会場では、約6000平方メートルの氷面が公開され、一般大衆もスケート体験ができるようになり、多くのスケート愛好家が訪れている。
延慶オリンピックパークも来場者数がピークを迎え、パークの来場者数やホテルの客室稼働率も上昇を続けている。冬季オリンピック終了後、建設運営会社の北京控股集団(BG北控グループ)は、国家アルペンスキーセンター、国家スライディングセンター、冬季オリンピック村、山地報道センターを一体化させた延慶オリンピックパークを計画し、冬季オリンピック競技エリアを公衆のレジャー・観光リゾート地に生まれ変わらせた。
河北省(Hebei)張家口市(Zhangjiakou)崇礼区(Chongli)も、冬季オリンピック会場の利点を強化し、新たなチャンスをつかむため、積極的に「スポーツ+」運営モードを模索し、ハイレベルの各種ウインタースポーツ関連競技イベントを引き続き開催し、さらに、山地アウトドアスポーツにも力を入れ、より多くの大衆的な競技イベントを誘致して定住を促す予定だ。2022年7月に「崇礼168国際スーパークロス」が開催され、今年の崇礼のスポーツ、文化、観光シリーズの重要な活動の一部となった。
環境保護や科学技術などの分野でも、冬季オリンピック会場そのものの利点が、大会後の運営にプラスになっている。「アイスリボン」は、約1万2000平方メートルの全氷面で設計されており、サブモジュール制御ユニットにより、いくつかの区域に分け、区域別、標準別に製氷が可能で、多様化するスポーツニーズに対応している。
氷上スポーツセンターの公開により、水泳競技場「水立方(ウオーターキューブ)」は正式に「ウオーターキューブ+アイスキューブ」にバージョンアップし、「水と氷のキューブ」として、ダブルオリンピック会場の持続可能な発展に力強いエネルギーを与えている。また、オリンピック規格のカーリング競技場も本格的に準備されている。オリンピック級の品質のカーリング氷面は、ハイレベルな競技イベントをさらに盛り上げ、一般の人々のカーリングへの参加を促進するだろう。(c)People’s Daily/AFPBB News