【10月25日 AFP】米ラッパーのカニエ・ウェスト(Kanye West)さんの反ユダヤ的な発言をめぐり、ドイツのスポーツ用品大手アディダス(Adidas)に対し、ウェストさんとの関係断絶を求める声が高まっている。

 現在「イェ(Ye)」の名前で活動するウェストさんは今月、ユダヤ人を脅迫するような内容をツイッター(Twitter)とインスタグラム(Instagram)に投稿。両SNSはその後、利用規約違反のためウェストさんのアカウントを凍結したと発表した。

 問題投稿を受け、これまで提携してきた企業やファッションブランドが相次いでウェストさんとの関係断絶を発表する中、人権活動家らはアディダスが沈黙を維持していることを非難している。

 反ユダヤ主義と闘う団体「名誉毀損(きそん)防止同盟(ADL)」のジョナサン・グリーンブラット(Jonathan Greenblatt)代表は「数千もの署名が集まっているのに、アディダスは沈黙を続けるのか。その沈黙はユダヤ人にとって危険だ」とツイートした。

 ウェストさんは反ユダヤ発言の前には、仏パリで開催されたファッションショーに「White Lives Matter(白人の命は大切)」とプリントされたTシャツを着用して登場していた。文言は反人種差別のスローガン「Black Lives Matter(黒人の命は大切)」をやゆするもので、白人至上主義者の間で使われている。

 アディダスはこの件を受け、ウェストさんとの関係を見直すと表明していた。(c)AFP/Huw GRIFFITH