【10月24日 AFP】ロシア政府は24日、ウクライナが放射性物質をまき散らす「汚い爆弾(ダーティーボム)」の製造をほぼ完了していると主張した。

 ロシア軍のイーゴリ・キリロフ(Igor Kirillov)中将は24日に出した声明で、「われわれが入手した情報によると、ウクライナの二つの組織がいわゆる『汚い爆弾』を製造するよう具体的な指示を受けている。この作業は最終段階にある」と主張した。

 先にはセルゲイ・ショイグ(Sergei Shoigu)国防相が、北大西洋条約機構(NATO)加盟各国の国防相と相次いで電話会談を行い、ウクライナ政府が「汚い爆弾」の使用を計画していると主張していた。

 ロシア側の主張について、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領は23日に強く否定。英国、米国、フランスも翌24日、これを一蹴する共同声明を出した。(c)AFP