【10月25日 CGTN Japanese】渡り鳥が越冬のため、南下し始めている現在、「鳥類のジャイアントパンダ」とされる、絶滅の恐れがある鳥・アカハジロ(Aythya baeri、赤羽白)が、中国中部の湖南省(Hunan)の南洞庭湖に飛来しました。

 アカハジロはカモ目カモ科ハジロ属の渡り鳥で、国際自然保護連合(IUCN)の「絶滅危惧種レッドリスト」で「深刻な危機(CR)」と評価されています。

 長江の中流にある洞庭湖は「渡り鳥の楽園」とされ、渡り鳥が生息・繁殖する重要な湿地です。ここ数日、アカハジロ11羽が洞庭湖南西部にある南洞庭湖に飛来しており、エリア内の職員によりますと、ここ数年間で最多の飛来数ということです。

 今年、干ばつに見舞われたため、エリアの管理部門は前もって生態貯水を行うなどの対策を取り、越冬のため南下する渡り鳥の飛来に備えています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News