【10月25日 Xinhua News】中国国家統計局が24日に発表した2022年1~9月の全国住民の1人当たり可処分所得は2万7650元(1元=約21円)だった。前年同期比の伸び率は名目で5・3%、物価変動の影響を除く実質で3・2%となった。

  都市住民の1人当たり可処分所得は名目4・3%増(実質2・3%増)の3万7482元、農村住民は6・4%増(同4・3%増)の1万4600元だった。

 全国住民の1人当たり名目可処分所得の中央値は5・1%増の2万3277元。中央値は平均値の84・2%だった。うち都市住民の中央値は4・3%増の3万3796元、農村住民は5・9%増の1万2668元で、それぞれ平均値の90・2%、86・8%となった。

  収入源別に見ると、1人当たりの給与所得が名目5・1%増の1万5678元と、全体の56・7%を占めた。このほか、事業所得が5・2%増の4352元、財産所得が5・8%増の2463元、移転所得が5・6%増の5157元と、それぞれ全体の15・7%、8・9%、18・7%を占めた。

  1人当たり消費支出は1万7878元で、伸び率は名目3・5%(実質1・5%)。都市住民は名目1・8%増(同0・2%減)の2万2385元、農村住民は名目6・4%増(同4・3%増)の1万1896元だった。

  品目別では、食品・タバコ・酒類が名目で5・6%増の5430元(全体に占める割合は30・4%、以下同)に上った。住居が5・3%増の4243元(23・7%)、生活用品・サービスが2・2%増の1043元(5・8%)、交通・通信が4・6%増の2340元(13・1%)、医療・ヘルスケアが2・5%増の1596元(8・9%)、その他の用品・サービスが7・2%増の445元(2・5%)。一方、衣類が1・1%減の991元(5・5%)、教育・文化・娯楽が4・2%減の1790元(10・0%)と落ち込んだ。(c)Xinhua News/AFPBB News