「千年古渡」のグリーン・ツーリズム推進
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【10月26日 People’s Daily】小辛ふ頭村は、中国天津市(Tianjin)の三大湿地の一つに位置し、宝坻区(Baodi)でいち早くアグリツーリズムの開発を遂げた村の一つだ。古代の穀物輸送のふ頭であったため、「千年古渡」と呼ばれている。クリーン・エネルギーとグリーン開発への継続的な投入により、同村は現在、全国アグリツーリズムの重点村となっている。
「小辛ふ頭村の農家で使われている“オール電化キッチン”は、風力発電を主なエネルギー源とし、集積化、自動化・インテリジェント化されたIH加熱調理器や家電製品を利用し、調理の際にじか火や煙もなく、健康で環境に優しく、安全でクリーンだ」。中国国家電網公司(SGCC)天津宝坻のマーケティング部の高志偉(Gao Zhiwei)副主任によると、推計によると、「オール電化キッチン」は従来のガス調理器より30〜60%効率がよく、二酸化炭素排出量も30〜50%削減できるという。
2021年末には、小辛ふ頭村の北側に位置する宝坻区で初の風力発電プロジェクトが稼働し、同村の全88世帯がグリーン電力を利用できるようになった。設計条件によると、年間利用時間2500時間で計算すると、年間7500万キロワット時の発電が可能だという。
小辛ふ頭村の模索は、宝坻区のクリーン・エネルギー推進、低炭素化発展への支援の取り組みの縮図でもある。宝坻区発展改革委員会の担当者によると、同区は、資源条件、土地計画、環境保護政策、電力網の処理などの建設条件を組み合わせ、九つの鎮で風力発電プロジェクトを展開しているという。2022年7月末までに、宝坻区の新エネルギー設備容量は31万3000キロワットに達し、地域の電力負荷の45.96%を占め、分散型太陽光発電の利用世帯は3345世帯に及んだ。
小辛ふ頭村は「グリーン電力」の支援を受け、良好な水資源の利点を生かし、「魚と米の町(水産物や米などが豊富にとれる土地)」として好評を博し、文化観光産業はグリーン経済の新たな側面として勢いを見せている。田んぼの魚類やカニに代表される多角的な農業と漁業の組み合わせは、「千年古渡-小辛碼頭」をテーマとした特別な観光プロジェクトを生み出し、観光農業と産業栽培を組み合わせた質の高い生態農業プロジェクトを実現させた。現在、同村の2700ムー(約1.8平方キロメートル)の水田では、すべて稲作栽培とカニの養殖が満遍なく展開され、自然資源をフルに活用し、生態系産業を発展させている。
宝坻区は今後、太陽光発電、風力発電などの新エネルギープロジェクトを数多く実施し、エナジー・トランジションをさらに促進させ、同区の「ダブル・カーボン」先行モデル区の建設を支援し、経済・社会のグリーン低炭素発展を推進する計画だ。「われわれは、<太陽光発電+漁業>、<太陽光発電+農業用ハウス>、<太陽光発電+インテリジェント充電スタンド>なども検討し、低炭素な生活の実現と農村の振興を推進していく」と、中国国家電網公司天津宝坻のダブル・カーボン臨時党支部の梁海深(Liang Haishen)書記は述べた。(c)People’s Daily/AFPBB News