【10月24日 AFP】男子ゴルフ米国ツアー、CJカップ(The CJ Cup 2022)は23日、米サウスカロライナ州リッジランド(Ridgeland)のコンガリーGC(Congaree Golf Club、パー71)で最終日が行われ、ロリー・マキロイ(Rory McIlroy、北アイルランド)が通算17アンダーで優勝し、キャリア通算9回目となる世界ランキング1位返り咲きを決めた。

 終盤に決定的なバーディー三つを奪ったマキロイは、上がり2ホールでボギーをたたいたが、カート・キタヤマ(Kurt Kitayama、米国)を1打差で振り切った。

 メジャー優勝4回のマキロイにとっては、ジョン・ラーム(Jon Rahm、スペイン)に1位を奪われた2020年7月以来のランキングトップとなる。今回はスコッティ・シェフラー(Scottie Scheffler、米国)を追い落としての1位で、45位タイに終わったシェフラーは30週守ったトップの座を失った。

 マキロイは少し声を詰まらせながら、「大きな意味がある」と話し、「(1年前に)自分は世界トップ10圏外だったし、自分にとって慣れ親しんだポジションではない。自分の人生に違いをもたらしてくれた人々のことを思っている。もちろん、この12か月ではなく、人生を通じての話だ」と続けた。

 マキロイは昨年のラスベガス(Las Vegas)開催に続く連覇を達成。大会は以前韓国で行われていたが、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)に伴う渡航制限で、3年連続の米国開催となった。

 米ツアー通算23勝目を挙げたマキロイは、昨シーズンからの好調ぶりを引き続き示している。昨季のマキロイは最多3回目となるフェデックス・カップ(FedEx Cup 2022)プレーオフ制覇を果たし、メジャー4大会ではすべてで8位以内に入った。それでも本人は、この1年が平たんな道のりではなかったことを認めている。その間、ゴルフ界では新リーグのリブゴルフ・インビテーショナル(LIV Golf Invitational)シリーズが始まり、マキロイは米ツアー支持を強く表明してきた。

 キタヤマはこの日スコアを4ストローク伸ばし、通算16アンダーで2位に入った。3ストローク伸ばした韓国の李京勲(Lee Kyoung-hoon、イ・キョンフン)が2打差の単独3位、バックナインで一時トップに並んだラームは、14番ホールのボギーから立て直せず、トミー・フリートウッド(Tommy Fleetwood、イングランド)とともに3打差4位タイとなった。(c)AFP