【10月23日 AFP】(更新)ロードレース世界選手権、第19戦マレーシアGPは23日、MotoGPクラスの決勝が行われ、ドゥカティ・レノボ・チーム(Ducati Lenovo Team)のフランチェスコ・バニャイア(Francesco Bagnaia、イタリア)が今季7勝目を挙げ、総合優勝に王手をかけた。

 総合首位に立つバニャイアは、モンスターエナジー・ヤマハ(Monster Energy Yamaha)のファビオ・クアルタラロ(Fabio Quartararo、フランス)が表彰台を逃せば今季1戦を残して年間優勝が決まる状況だったが、この日クアルタラロが3位に入ったため、タイトルの行方は2週間後の最終第20戦バレンシアGPまで持ち越されることになった。それでも、総合2位につける前年覇者クアルタラロとの差は23ポイントに広げている。

 この日はグレシーニ(Gresini Racing MotoGP)のエネア・バスティアニーニ(Enea Bastianini、イタリア)が0.270秒差の2位に入った。クアルタラロは2.7秒差で3位だった。

 バレンシアGPで獲得できるのは最大25ポイントで、クアルタラロが連覇を達成するには優勝が絶対条件となる。(c)AFP