【10月23日 AFP】22-23フィギュアスケートグランプリ(GP)シリーズ第1戦、スケート・アメリカ(Skate America 2022)は22日、米マサチューセッツ州ノーウッド(Norwood)で男子シングル・フリースケーティング(FS)が行われ、米国のイリア・マリニン(Ilia Malinin)が史上2回目となる4回転アクセルに成功し、男子シングルでは大会史上最年少の17歳で優勝を果たした。

 ジュニア世界王者のマリニンは、先月行われたUSインターナショナルクラシック(2022 US International Classic)で、初めて完全な回転のクリーンな4回転アクセルを着氷。最も難易度の高い4回転アクセルを国際舞台で初めて成功させた選手となった。

 今大会はショートプログラム(SP)4位だったが、フリーの冒頭で4回転アクセルを跳ぶと、他に4回転を4本着氷し、194.29点をマーク。合計280.37点で優勝した。三浦佳生(Kao Miura)が273.19点で2位、車俊煥(Cha Jun-hwan、チャ・ジュンファン、韓国)が264.05点で3位に入った。

 女子SPは世界選手権(ISU World Figure Skating Championships 2022)覇者の坂本花織(Kaori Sakamoto)が71.72点で首位発進。イザボー・レビト(Isabeau Levito、米国)が71.30点で2位につけている。

 ペアは世界王者である米国のアレクサ・クニエリム(Alexa Knierim)/ブランドン・フレイジャー(Brandon Frazier)組が合計201.39点で優勝。アイスダンスはリズムダンス(RD)を終え、米国のマディソン・チョーク(Madison Chock)/エヴァン・ベイツ(Evan Bates)組が82.63点でトップに立っている。(c)AFP