【10月22日 AFP】男子テニス、中国の張之臻(Zhang Zhizhen、ジャン・ジジェン)が、同国男子として史上初めて世界ランキングトップ100入りを果たすことが、21日に確定した。

 26歳の張は同日行われたナポリ・カップ(Tennis Napoli Cup 2022)のシングルス準々決勝でマッケンジー・マクドナルド(MacKenzie McDonald、米国)に6-4、3-6、2-6で敗れたが、他大会の結果を受け、歴史的快挙を果たすことが決まった。

 AFPが男子プロテニス協会(ATP)に確認したところ、張は次週発表の最新ランキングで100位以下になることはなく、現時点では97位への浮上が見込まれている。

 今大会は自己最高の世界109位で迎え、中国男子としてはオープン化以降2人目となるツアー4強入りを目指していた。中国女子は長年ランキング上位の選手を輩出し、李娜(Li Na)は2011年の全仏オープン(French Open 2011)などを制している。

 ナポリ・カップでは日本のダニエル太郎(Taro Daniel)も8強入りを果たしていたが、この日大会第2シードのマッテオ・ベレッティーニ(Matteo Berrettini、イタリア)に2-6、3-6で敗退した。(c)AFP