【10月21日 AFP】(更新)ウクライナ南部ヘルソン(Kherson)州の親ロシア派当局は21日、ウクライナ軍がアントニフスキー(Antonivskiy)橋を攻撃し、4人が死亡したと発表した。ドニエプル(Dnieper)川に架かる同橋は、民間人の退避に使われている。

 親ロ派当局のキリル・ストレモウソフ(Kirill Stremousov)氏はメッセージアプリのテレグラム(Telegram)に「4人が殺害された。ヘルソン市は要塞(ようさい)化しており、防衛の準備はできている」と投稿した。

 一方、ウクライナ軍の報道官は同日、テレビの番組で「われわれは重要なインフラを攻撃しない。われわれは平和な地域や民間人を攻撃しない」とし、親ロシア派の主張を否定した。

 親ロシア派はウクライナ軍の反撃を受け、市民に対しドニエプル川を渡り東岸側に退避するよう急がせている。ウクライナ政府はこれについて、ウクライナ国民を「強制移住」させていると非難している。(c)AFP