【10月21日 AFP】メキシコの文化関連委員会の委員長を務める大統領夫人は20日、米ファッションブランド「ラルフローレン(Ralph Lauren)」が先住民のデザインを盗用したと非難した。

 アンドレス・マニュエル・ロペスオブラドール(Andres Manuel Lopez Obrador)大統領の妻、ベアトリス・グティエレス(Beatriz Gutierrez)氏はソーシャルメディアに「ヘイ、ラルフ。あなたがメキシコのデザインが大好きなことはもう分かっている」と書き込んだ。

「でも、そうしたデザインを複製するのは盗用だ。ご存じのように、盗用は違法でモラルに反する」と続けた。

 投稿には、ラルフローレンのタグが付いたジャケットの写真が添えられており、グティエレス氏は先住民コミュニティーのものと同じデザインだと主張している。

 グティエレス氏はジャーナリストで作家でもある。

 メキシコはこれまでも、外国人デザイナーが先住民のデザインのモチーフや刺しゅう、色を盗用していると批判しており、ザラ(Zara)やマンゴ(Mango)、シーイン(SHEIN)など有名ブランドを訴えている。(c)AFP